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翻訳支援ソフトの製作1 - 発想

 市販の翻訳支援ソフトを使っていて、ふと考えました。そもそも、現場の翻訳者にとって便利と思われる点は何か?

 突き詰めれば次の4点ではないでしょうか。

  •  反復して出てくる表現は自動的に訳文が入力される。
  •  訳語統一がしやすい。
  •  原文と訳文をペアで持つので訳語変更や訳文の練り直しに便利
  •  参照用の原文/訳文データベースが簡単に作成できる。

 こうしてみると、これらの機能はかなりの部分、高価な専用ソフトでなくとも既存のツールなどを使って実現できそうに思えます。

 例えば反復表現の自動翻訳はエディタの検索置換機能を使えば済む話。正規表現を使いこなせば、ある程度のファジーマッチも可能です。

 訳語統一は、検索置換のペアをリストにしておけばそれらを一気に置換してくれるツールを使ってあらかじめ変換しておくと簡単です。

 問題は、これらバラバラの機能をどうやって統合するか。翻訳をしながらこれらの機能を必要に応じて呼び出せるようにできれば、言うことはありません。そのベースとなるプラットホームには何が良いか。

 やはりWordでしょう。もともと文書作成ソフトとしての機能が豊富なうえ、VBAで自在にカスタマイズできます。速い話、上記の機能をVBAでマクロとして組み込めばいいわけです。実際、TRADOSなども本体とWordとのインタフェースはWordのマクロとして組み込まれています。

 これで方向性は決まりました。Wordを翻訳支援ツールに改造する。さて、どれだけ市販ツールに迫れるでしょうか?

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